北朝鮮、核実験・ICBM再開を示唆…「すべての再稼働を検討」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮、核実験・ICBM再開を示唆…「すべての再稼働を検討」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が、米国に対する信頼構築の対応を全面的に見直し、一時中断した核とミサイル実験を再稼動する案を検討すると明らかにした。 2018年4月の労働党中央委全員会議で行った「核実験、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の中止」という「モラトリアム」宣言の撤回を示唆したものとみられる。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 朝鮮中央通信は20日、労働党中央委員会が第8期第6回政治局会議を開き、米国への対応策を話し合ったと明らかにした。会議にはキム・ジョンウン総書記が出席した。

 通信は「政治局会議は、米国の対朝鮮敵対行為を確実に制圧できるより強力な物理的手段を、遅滞なく強化・発展させるための国防政策を再び策定した」と明らかにした。

 続いて「われわれが先決的に、主動的に取っていた信頼構築の対応を全面的に見直し、暫定的に中止していたすべての活動の再稼動を迅速に検討するよう指示を出した」と報道した。

 北朝鮮はこれに先立ち、2018年4月の労働党中央委全員会議で、核実験場を廃棄し、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を中止すると宣言している。

 同日の会議では、今年のキム・イルソン主席生誕110年とキム・ジョンイル総書記生誕80年行事についても話し合われた。同通信は政治局決定書「偉大なる首領キム・イルソン同志の誕生110回目と偉大なる領導者キム・ジョンイル同志の誕生80回目を盛大に慶祝することについて」が採択されたと明らかにした。
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