この日、崩壊の危険があるタワークレーンを解体する1200トンの移動式クレーン2号機が投入され、移動式クレーン1号機と共に解体タワークレーンを固定するワイヤー補強作業を続ける。
ワイヤー補強作業は、解体するタワークレーンの側面4か所にワイヤーを2本ずつ連結し、計8本のワイヤーで固定する作業。解体タワークレーンは145メートルの高さで、事故当時に固定装置の一部が外れ、傾いたまま建物にぶら下がっている状態である。
このタワークレーンは20日に解体されるとみられる。事故収拾本部はマンションの20階に指揮所を設け、上層部の捜索作業を始める。
指揮所は上層部出入口を確保し、救助に必要な全ての装備を動員する予定。落下物などの危険に備えて19階から下に2フロアごとに落下物防止網も設置する。
事故収拾本部は前日に続いてこの日も消防庁と雇用労働部(部は日本の省にあたる)、現代産業開発装備関連業者の専門家たちが集まり、タワークレーンの解体方法や安全性の検討などについて論議した。
前日、救助隊と人命救助犬を投入して行方不明者の1人を発見し、地下1階と地上1階の捜索を終えたが、残りの行方不明者を見つけることはできなかった。
救助犬が異常反応を見せた22階から28階の間を集中して探索し、内視鏡カメラを活用して救助作業を行なったが、積もった残骸物によって困難を極めた。
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