19日、ソウル市によると、昨年タルンイの利用件数は3205万件で、前年比35%増加した。これは、2020年のタルンイの利用件数の伸び率(24%)を一段と上回る数値だ。
昨年のタルンイの会員数も、51万人増加して330万人を突破した。 ソウル市民の3人に1人が「タルンイ」会員であるわけだ。モバイルアプリのダウンロード数は、前年比140万件増加し、累積592万件を達成した。
ソウル市は、利用件数が急増した原因として、市民の利便性改善効果が反映されたものと分析している。ソウル市は昨年3月、タルンイアプリを改編し、指紋やパターンなどログイン方式を多様化し、事前にクレジットカードなどを決済手段として登録する機能を追加した。これに先立ち2020年10月からは、従来の液晶パネルをユーザーがスマートフォンでQRコードをスキャンすれば、簡単にレンタル・返却ができる「QR端末機」への交換を進めている。
タルンイの利用は増加した反面、事故はむしろ減少したことが分かった。昨年、タルンイの事故件数は630件で前年対比25%が減少した。レンタル10万件当たりの事故件数は47%減少した。これは自転車専用道路の新設や安全施設を拡充し、夜間の視認性を改善するなど多角的な努力を傾けた結果だと市は説明した。
ソウル市は今年、新規自転車3000台を追加導入し、タルンイを計4万3500台へと拡大運営する計画だ。レンタル所は2020年の2228か所から2021年2600か所へと372か所を拡大したのに続き、今年は250か所を追加で設置する予定だ。
ソウル市都市交通室長は「今後もタルンイを便利で安全に利用できるようサービスを改善し、先進化された自転車利用文化を構築するために最善を尽くしていきたい」と述べた。
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