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VANKの調査によると、ナショナルジオグラフィック社が発刊した「Ultimate Visual History of the World: The Story of Humankind From Prehistory to Modern Times」(2021年刊行)の587~588ページには「東南アジアに属する韓国は中国による長い支配を受け、1910年日本によって併合された」と叙述されているという。
また「朝鮮戦争はアメリカとソ連の代理戦争だった」とも表記されており、VANKは歪曲(わいきょく)だと指摘している。
さらにこの本の朝鮮半島の地図には済州島や鬱陵島、独島(日本名:竹島)が抜けており「モンゴル帝国のチンギス・カンの死後、高麗がモンゴルの属国になった」(393ページ)、「朝鮮が明の伝統的な従属国だった」(473ページ)などといった内容もある。
200年の歴史があるアメリカの辞書出版社メリアム=ウェブスターが発行した「メリアム=ウェブスター学生地図本」(新版2020年)の小学生・中学生用の世界地図小冊子も韓国に関する間違った情報が掲載されている。
この本の35ページの世界宗教地図に、韓国の宗教を「中国の仏教、道教、儒教」と表記していているが、韓国文化体育観光部(部は日本の省にあたる)が発刊した「韓国の宗教環境報告書」によると、現在、韓国には主導的な宗教が存在しておらず、俗に言う東洋宗教と西洋宗教がほぼ同じ勢力を維持して混在している世界唯一の国だという。
また120ページには、韓国の言語を「韓国語、英語」、北朝鮮は「韓国語」と表記されている。
さらにアメリカのRockridge Pressが発行した「子どものための世界史:500の事実」では、万里の長城の長さを1万3170マイル(2万1196キロメートル)だと紹介。これは中国の国家文物局が2012年に増やして発表した長さと一致する。
中国政府は当時、現在の国境を基準に自国の領土内にある城は全て万里の長城だと主張し、高句麗や渤海まで中国の歴史だとする「東北工程」事業を展開。この本は中国の主張に従っている。
VANKは「中国政府がここ10年で新たに推進している万里の長城拡張を通じた歴史統廃合・歪曲を踏襲する図書だ」と説明。
また今回調査した刊行物の出版会社に間違い修正を要求する書簡を電子メールで送り、在米韓国人たちにも要請するよう賛同を訴えている。
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