14日、チョンジュ(全州)地裁第11刑事部は、殺人容疑で起訴されたA被告(28)に対し懲役25年を言い渡したことを明らかにした。
A被告は2021年9月25日午前4時44分ごろ、チョルラブクド(全羅北道)ワンジュ(完州)郡イソミョン(以西面)のカラオケ店でBさん(当時17歳)の腹部などを凶器で数回刺して殺害したとして起訴された。
この日、A被告は交際する女性と酒を飲んでいたところ、女性の元交際相手Cさんに関する話が出て口論になった。
その後、A被告はCさんに電話をし、怒りをこらえきれなかったA被告は凶器を持ってCさんが勤務するカラオケ店を訪れ、暴行を加えた。
A被告がCさんを凶器で脅している時、Bさんが仲裁しようとしたが、A被告はBさんの腹部などを何度も刺した。心肺停止の状態で病院に運ばれたBさんはその後死亡した。
A被告は通報を受けて出動した警察によって現場で逮捕された。検察によると、A被告はBさんを少なくとも6回以上刺し、Bさんが倒れた後も殴る蹴るの暴行を加え、気を失わせたものとみられる。
先月開かれた公判で検察は「A被告は救援はおろかBさんに『止血すれば大丈夫』と言い、捜査過程で『思い出せない』と供述するなど、弁明に終始した」として、懲役30年を求刑していた。
一方、判決公判では「被告は偶発的に犯行を行ったとみられ、犯行後に過ちを認める様子を見せているが、被害者は17歳と非常に若く、人生これからという年齢で命を終えた点を勘案すると、重刑は避けられない」とし、懲役25年を言い渡した。
Bさんの母親は事件発生当時、チョンワデ(青瓦台/韓国大統領府)公式ホームページの国民請願掲示板に「完州高校生殺人事件」というタイトルの請願を掲載し、悔しさを訴えた。
Bさんの母親は「(A被告は)カラオケ店まで11キロの距離を血中アルコール濃度0.094%の飲酒状態で運転し、刃渡り34センチの包丁でCさんを脅し、これを止めようとした息子を数回にわたって刺した」と書き込んだ。
さらに「加害者は倒れた息子の顔を拳で2回殴り、足でも顔を蹴って『止血すれば助かる』と言った後、笑いながらカラオケ店を立ち去った」として、A被告に対し厳罰を求めていた。
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