入居予定者のAさんは「入居予定者は、行方不明者を助けるために救護品を準備している。それなのに、建設会社は(何もせず)大手の法律事務所を選任した」と投稿した理由を明かした。
14日、自らをマンション2団地の入居予定者と紹介したAさんは、韓国大統領府の国民請願掲示板に「新婚夫婦の特別供給契約に当選し、今年11月に入居する予定だったが、崩壊事故で住む家がなくなった」とし、「マイホームが飛ばされた衝撃にも耐えてきたが、建設会社はいかなる立場も示さずに大手の法律事務所を選任した」と一喝した。
Aさんは「入居予定者に待ってほしいという一言の謝罪や、声明文すら伝わっていない状況だ。何に備えようと法律事務所を選任したのか」とし、「入居者は、会社側がそうしている間にも、資金を集めて捜索隊員と行方不明者家族のために救援物資を準備している」と批判した。
また「数多くの写真と動画を見ながら、自分の子供たちとあそこで寝ていたらという思いが頭から離れない。マンションに対する安全診断を検討中だというが、その結果によって補強したとしても、心理的な不安は絶対に解消されない」と懸念を示した。
最後に「安全診断の結果にかかわらず、徹底した監視の中でマンションをきちんと建ててほしい」と話した。
Aさんは、あるオンラインコミュニティに「大手の建設会社が、行方不明者の捜索に総力を上げても足りないのに、大手の法律事務所を選任し、抜け出すことばかり考えている様子に失望した」というメッセージを残した。
11日、建設大手が施工するクァンジュ(光州)市ソ(西)区のファジョン(花亭)洞にある複合マンションの工事現場で、マンション1棟(23~38階)の外壁と内部の構造物が一部崩れ落ちた。この事故で作業員6人が行方不明となり、1人が負傷した。行方不明者のうち1人は崩壊4日目の14日午後、地下1階から遺体で発見された。残りの5人はいまだに見つかっていない。
マンション崩壊の原因を探すための調査も現在進められている。今回の事故が、手抜き工事によって発生したことを疑わせる調査結果も提起された。崩壊事故後に残ったマンションの構造物を調べた結果、荷重に耐える「足場」などのサポートが当初から設置されておらず、コンクリートの養生が不良だったという疑惑も出ている。
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