14日、中国海関総署によると、2021年の輸出額は計3兆3640億ドル(約384兆1700億円)と、前年比29.9%伸びた。新型コロナが流行した2020年度の輸出増加率は3.6%に過ぎなかった。
2021年の輸入は2兆6875億ドル(約307兆円)で前年比30.1%増加した。
輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6764億ドル(約77兆円)の黒字を記録し、これは2015年以降6年ぶりの最高値を更新したものだと、日本経済新聞が伝えた。
昨年、当局の各種規制とコロナ拡散を防ぐための封鎖政策などによる景気鈍化傾向の中でも輸出が加速し、中国経済成長を下支えしたものと評価される。
専門家はこうした中国の輸出好調が一種の「コロナ特需」と見ている。昨年もコロナが大流行し、生産に支障を来たしたほかの国々に比べ、相対的に早いテンポで「コロナ打撃」から脱した中国に注文が殺到したためだ。 これにより、世界の物流と製造で中国への依存度がさらに高まった。
ただ、今年の中国の輸出増加率は例年水準になると見込まれている。ワクチン接種率の上昇、治療剤の普及、世界経済活動の正常化などで、中国の輸出増加率は例年水準の10%台に低下するものと予想されている。
実際、昨年の年間輸出は急増したが、12月に入ってからは輸出増加率が小幅鈍化したことが分かった。中国の昨年12月の輸出は3405億ドル(約38兆9000億円)で前年同月比20.3%増えた。
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