韓国政府、追加補正予算を公式化…与野党は歓迎するも「温度差」(画像提供:wowkorea)
韓国政府、追加補正予算を公式化…与野党は歓迎するも「温度差」(画像提供:wowkorea)
韓国政府は14日、小商工人・自営業者の支援のためことし初めての追加補正予算案を編成することに決定した。旧正月(ソルラル)の連休までに追加補正予算を国会に提出するとの立場だ。与野党はこれを歓迎しながらも、互いに異なる理由で懸念を表明した。

韓国与党「共に民主党の」のユン・ホジュン(尹昊重)院内代表はきょう、選挙対策委員会の本部長団会議で、「政府が新型コロナウイルス防疫と小商工人・自営業者を支援するための追加補正予算案を準備中」とし、「2月の臨時国会は迅速な追加補正予算案通過のための民生国会にならなければならない」と述べた。

尹院内代表は、「民主党は部分ではなく全部、事後ではなく事前、金融よりは財政支援という3原則をもとに、新年の追加補正予算の審査に速度を上げる」とし、「迅速な追加補正予算を通じ小商工人・自営業者にさらに確実に幅広く支援するようにする」と話した。

ただ、追加補正予算の規模については残念な気持ちを表した。政府はきょう14兆ウォン(約1兆3400億円)規模と言及したものの、民主党のパク・ワンジュ(朴完柱)政策委員会議長はきょう、党政協議直後に記者らと会い、「党は満足していない」と話した。これに先立ち、民主党は25~30兆ウォン(2兆3900億円~2兆8700億円)規模の追加補正予算の編成を要請していた。

野党「国民の力」は政府の追加補正予算編成の方針を歓迎しながらも、「ばらまき予算」になってはいけないと指摘した。

国民の力のファン・ギュファン選挙対策本部報道官はきょう、口頭論評を通じ、「これまで国民の力は追加補正予算の必要性に深く共感してきており、政府が先に案を提出すれば国会で議論するという立場を一貫して堅持してきた」とし、「しかし小商工人・自営業者の切実な叫びに耳をふさいでいた政府が、大統領の一言により追加補正予算を編成すると言ったことは残念だ」と述べた。

ファン報道官は、「政府は大切な国民の税金から超過税収が発生しただけに、一銭たりとも無駄にすることのないよう、徹底して追加補正予算を編成しなければならない」とし、「国民の力は提出される追加補正予算案が適材適所に、また迅速に支給されるよう審査に万全を期す」と付け加えた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85