13日(現地時間)ブリンケン長官は米ニュース専門局“MSNBC”に出演し「北朝鮮の行動の一部は、関心を引こうと努力しているものと考える」とし「北朝鮮は過去にもそうであったし、今後も引き続きそうするだろう」と語った。
この発言は「ジョー・バイデン米政権発足以降、米朝対話の再開が成されず非核化交渉が膠着状態に陥っている中、北朝鮮の度重なるミサイル試験が米国などに対して関心を引こうとする意図がある」という認識だと解釈される。
つづけてブリンケン長官は「数か月前に我々は、北朝鮮と朝鮮半島の完全な非核化に向けた道を見いだすことができるかを知るために、前提条件なしに北朝鮮と接触する準備ができていることをはっきり伝えている」とし「北朝鮮に対しいかなる敵対的意図がないことも明確に伝えた」と語った。
また「我々は、彼ら(北朝鮮側)が接触する準備ができているかを待っていた」とし「残念ながら北朝鮮はそのような提案に対する応答がなかっただけでなく、ここ数週間に新たなミサイル試験発射をした」と指摘した。
ブリンケン長官は「これは安定を脅かし、国連安全保障理事会決議全体に違反する危険なものだ」と批判した。
つづけて「これにより、我々は対応において北朝鮮を制裁するだけでなく、国連および韓国・日本のような主要パートナーたちと共に深く連帯している」と語った。
さらに「我々(米国)と同盟国およびパートナーたちが適切に防衛されるようにし、北朝鮮のこのような行動に対する影響と結果があるということをはっきり示すことに集中している」と語った。
これは、北朝鮮が米国に対して「対北敵対視政策をまず廃棄せよ」として、事実上対話を拒否し武力示威を続けている状況の中、「北朝鮮を敵対視しない」というこれまでの立場を再確認したものである。
ブリンケン長官は、バイデン政権が前日に北朝鮮の弾道ミサイル試験発射に対して加えた初の制裁の正当性について言及したが、これは北朝鮮の今後の行動による追加措置の可能性まであり得ることを示唆したものとみられる。
前日ブリンケン長官は「米国は、北朝鮮の大量殺傷兵器(WMD)と弾道ミサイルプログラムに対処するために、適切な手段を用いる」と厳重警告している。
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