12日(以下現地時間)米経済メディアCNBCによると、米国サザンカリフォルニアカイザーパーマネンテ研究所は、オミクロン変異が、デルタ変異に比べ、重症化する確率が74%低く、死亡率は91%低いという研究結果を発表した。
サザンカリフォルニアカイザーパーマネンテ研究所は、5万2000人以上のオミクロン感染者と約1万7000人のデルタ感染者を分析したと明らかにした。カイザーパーマネンテは、米国全域で約30の総合病院を運営している大型病院ネットワークだ。
オミクロン感染者の研究対象のうち、人工呼吸器が必要な患者は一人もいなかったと研究陣は明らかにした。研究陣は、オミクロンによる入院の可能性は、デルタより52%低く、入院期間も3日ほど短いと明らかにした。
ワクチン接種者と未接種者の両方から、オミクロンがデルタより危険性が低いことが示されたと、研究者は付け加えた。
オミクロンは、伝染性は強いが、デルタほど危険ではないことを表している英国と南アフリカ共和国のデータが、カイザーパーマネンテの研究を裏付けていると、CNBCは伝えた。
ただし、オミクロンがデルタより危険性が低いとしても、ワクチン未接種者・高齢者・基礎疾患者などの脆弱層には、依然として脅威だと世界保健機関(WHO)は強調した。
これに先立ち、WHOの保健非常プログラム責任者であるマイク・ライアン博士は「オミクロン株により、世界で数十万人が入院した」とし「ワクチン未接種者にとって、非常に危険だ」と明らかにした。 WHOで新型コロナ技術部門を担当しているマリア・ヴァン・カーコブ博士も「年齢が高くなればなるほど、オミクロンによる死亡率が高い」と危険性を強調した。
一方、米国疾病管理予防センター(CDC)は、今後4週間、米国の新型コロナ死亡者が、6万2000人を超えると明らかにした。一日平均2214人ということだ。ジョンズ・ホプキンズ大学の資料によると、最近のデータを基準にした米国の新型コロナ死亡者は、一日平均1715人だと、CNNはこの日伝えた。
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