中国政府がカザフスタン政府への支持を再確認…一連の「暴動事件」を受けて

中国外交部の汪文斌（おうぶんひん）報道官が12日、駐中国カザフスタン大使が中国政府のカザフスタン支持に感謝を伝えたことを受け、中国政府の立場を発表した。

　汪報道官は12日の定例記者会見において、「中国はカザフスタン国内情勢の回復と安定化のためのすべての措置を支持し、カザフスタンが国家の安定的で健全な発展を続けるために必要な支援を続けていく」と述べた。

　その上で、「カザフスタンで大規模な騒乱が発生した後、習近平主席はトカエフ大統領にメッセージを送り、（カザフスタン政府）支持を表明し、中国政府としてカザフスタンが問題を克服できるよう精一杯支援していくことを伝えた。また、王毅（おうき）国務委員兼外交部長はカザフスタンのティレウベルディ副首相兼外相と電話会談を行い、カザフスタン政府への支持を改めて表明した。中国政府は上海協力機構（SCO）の加盟国とともに、真っ先にカザフスタン政府への支持を表明し、加盟国のカザフスタン政府への強力な支持を表した」などと話した。

　そして、「トカエフ大統領は習近平主席にメッセージを送り、深い感謝の念を表明した。ティレウベルディ副首相兼外相は中国外相と、カザフスタンの『全国追悼式典』の日に電話会談を行った。（これらを通じて）改めて中国とカザフスタンの確固とした支持と兄弟の情誼を示した」と述べ、両国の友好関係を強調した。