韓国文化体育観光部(省に相当)は11日、「ミュージカルを公演産業の独立分野に認める内容などを盛り込んだ公演法改正案」が閣議で可決されたと明らかにした。
同部は公演法施行令と施行規則など下位法令改正案を上半期中に用意し、立法予告と関係機関の協議をへて、今年7月から改正案を施行する計画だ。
今回の改正案では、ミュージカルを公演法上の独立分野として認めた。また、2018年に公演中に舞台から落ちて亡くなった故パク・ソンヒさんの事件などを契機に、公演場の安全管理義務を新設したことを骨子とする。
公演界全体売上の最大70%以上を支えるミュージカル業界は、現在4000億ウォン(約388億円)規模の売上を上げている。しかし、演劇の下位に分類され、各種支援事業から排除されてきた。
改正案では、「公演」の定義規定に「ミュージカル」を「公演」の例示の一つに明示し、公演法上の独立分野として認めた。業界では、「これはミュージカル分野が公演市場で占める割合や波及効果が大きく、韓流コンテンツとして成功する可能性があることを認めた成果だ」と歓迎する雰囲気だ。特に独立ジャンルとして位置づけられたことに、ミュージカル業界は「産業化の第一歩を踏み出した」と期待感を示した。
改正案では、公演場の安全義務を新設・強化し、公演場の安全を体系的に管理するという制度的基盤も設けた。
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