ソウル駅で北朝鮮の飛翔体発射に関するニュースを見る市民=11日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル駅で北朝鮮の飛翔体発射に関するニュースを見る市民=11日、ソウル(聯合ニュース)
◇北朝鮮ミサイル発射 「大統領選控えた時期で憂慮」=文大統領  文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日、北朝鮮が同日に弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射したことについて、「大統領選を控えた時期に北が連続してミサイルの発射実験を行ったことが憂慮される」と述べた。また、「今後、これ以上南北関係が緊張せず、国民が不安を抱かないよう必要な措置を講じてほしい」と指示した。◇新規コロナ感染者3097人 重症者は2日連続800人下回る 中央防疫対策本部は、11日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から3097人増え、累計67万483人になったと発表した。重篤・重症患者は前日の786人から780人に減り、2日連続で800人を下回った。新たな変異株「オミクロン株」の感染が急速に広がっていることから、政府は早ければ週内に、オミクロン株に対応した防疫管理と医療体制への転換計画を発表する方針だ。◇与野党大統領選候補 相次ぎ政策・ビジョン発表 3月の大統領選を約2カ月後に控え、革新系与党「共に民主党」候補の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事と保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長の動きが本格化している。選挙戦の行方を左右する今月末からの旧正月連休を前に、両氏は国政ビジョンや経済成長戦略を相次いで発表した。李氏は国会で、「総合国力世界5位の経済大国」を目標に産業、国土、科学技術、教育の4大大転換と2大改革の課題を提示した。尹氏は新型コロナウイルスの危機克服や成長推進力の確保策など、経済政策を中心とする国政運営ビジョンを発表した。◇安哲秀氏 「国民統合内閣」旗印も候補一本化は否定 大統領選候補の中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表は、メディアのインタビューなどで「大統領になれば左右を問わず最高の人材を採用する」とし、「国民統合内閣」「協治(協力の政治)内閣」などを打ち出した。また、野党候補の一本化については「尹(錫悦)候補は私に一本化を要求する状況ではない」として、大統領選で最後まで戦うと強調した。◇感染規模縮小もオミクロン株の脅威続く 14日に防疫措置緩和策発表 政府は新型コロナウイルスの感染規模が縮小するなど防疫指標が好転したが、変異株「オミクロン株」の拡大という不確定要素が残っていることから、防疫措置の緩和の是非を慎重に検討した上で14日に発表することを決めた。新型コロナの経口治療薬(飲み薬)の導入や活用策は速やかに策定し、早ければ12日にも発表する予定だ。◇「コロナうつ」続く 30代が最も危険 保健福祉部が発表した調査結果によると、昨年10~12月期のうつ病危険群の割合は18.9%だった。過去最高だった昨年1~3月期(22.8%)に比べ3.9ポイント減少したが、昨年7~9月期(18.5%)に比べると0.4ポイント増加した。年齢別では、30代でうつ病危険群の割合が最も高かった。このような結果について、保健福祉部は「新型コロナウイルスの長期化と防疫対策が続く状況が影響を与えたとみられる」と分析した。
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