同社は2025年まで、亀尾市の第5国家工業団地内にある約6万平方メートルの敷地に、約5000億ウォン(約482億8350万円)を投資し、正極材の年産能力6万トンを確保する計画だ。
これは単一の工場としては世界最大規模となり、高性能な電気自動車(EV、500キロメートル走行可能)約50万台分のバッテリーを製造可能な数値となる。
着工する亀尾工場は、LG化学が集中的に育成している次世代EVバッテリー用4元系電池(NCMA、ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)正極材専用のラインとして構築される。
NCMA正極材はLG化学の素材技術力が集約された製品で、エネルギー密度を決定するニッケルの含有量を90%まで引き上げ、安定性を強化するアルミニウムを適用した。
同社は正極材分野において世界市場をリードするため、生産能力を現在の8万トンから2026年には26万トンへと拡大する。また価格変動性が大きなコバルトを使用しないコバルトフリー技術と、全固体電池用の単結晶の正極材を開発している。
これと共にLG化学は亀尾市との同伴成長に向け、地域の企業との協力強化、雇用拡大、専門人材の養成、青少年や大学生の育成といった地域活動も積極的に推進する計画だ。
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