10日の午後10時頃、韓国ソウルの国会前で、自営業者たちによるロウソク集会が行なわれた(画像提供:wowkorea)
10日の午後10時頃、韓国ソウルの国会前で、自営業者たちによるロウソク集会が行なわれた(画像提供:wowkorea)
「これ以上は耐えられない。政府はしっかりとした損失補償を執行せよ!営業制限を撤廃せよ!基本権を侵害する防疫パス(新型コロナウイルス感染症ワクチン証明・陰性確認制)を撤廃せよ!」

韓国できのう(10日)の午後10時頃、ソウルの国会前でロウソクを持った人々が道路に置かれたロウソクで「HELP」を表し、そのまわりに集まり始めた。彼らは “新型コロナ対応全国自営業者非常対策委員会”に所属している自営業者たちで、営業時間の制限解除と防疫パスの中断を要求するため、この日開かれたロウソク集会に参加した。雪の降る寒空の下、主催側の推定で100余人の自営業者が店の営業を終え集まった。

ちょうどこの日には、食堂・カフェなどに対する防疫パスの周知期間が終わり、百貨店・スーパーには防疫パスが適用され始めた。自営業者たちは、事業者たちがより罰金を多く払う “過料負荷政策”に不満を表した。早ければ今週中には、”防疫パス中断”に関する裁判所の判断も下されるものとみられる。

自営業者たちは「防疫パスの導入が、営業場所の運営に影響を与える」と吐露した。あるフードコートを担当している人は「防疫パスの導入以降、さらに人員を雇用しなければならなくなり人件費の負担が生じた。また防疫パス適用に不満を抱いているお客も多い」とし「一日にここに来るお客はだいたい1000人ほどだが、きょう一日だけでも “一人飯”をしなければならないワクチン未接種者のお客が数十人もいた」と語った。

また、次々と出される政策に疲れ果てた自営業者もいた。ある中華料理店を運営している人は「2020年から今年1月まで、売り上げが暴落している」とし「防疫措置(社会的距離確保)に防疫パス適用まで、各種の政策に疲れ果てた。もう事業をたたむほうに気持ちが傾いている」と語った。

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