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韓国の保険福祉部長官で中央災難安全対策本部クォン・ドクチョル第1次長は10日、政府庁舎で開かれた会議で「韓国はまだオミクロン株が10%前後の水準だが、高い伝播力によって1~2か月以内に優勢株に置き変わるという専門家の予測が出ている」、「日々様々な防疫指標を見直しているが、速いスピードで押し寄せるオミクロン株の波に徹底的に備えるためのゴールデンタイムはもう残り少ない」と話す。
韓国政府は現在、新型コロナウイルスの拡散傾向は安定局面に入ったと判断している。
中央防疫対策本部は同日、1月1週目(1月2~8日)の週間危険度評価の結果、総合危険度を韓国全域と首都圏は「普通」、首都圏以外は「低い」と評価した。韓国全域に関しては11月4週目から6週間、首都圏は11月3週目から7週間続いた「極めて高い」段階から脱したことになる。しかし、政府はオミクロン株が韓国内でも1~2か月以内に優勢株になるものと見て、一日の感染者数が2万人、入院重症患者が2000人以上の状況を想定して対策を進めている。このため、旧正月連休前までをオミクロン株対策の修正に向けた「ゴールデンタイム」に想定した。
イ・サンウォン疫学調査分析団長は同日午後の定例会見で「オミクロン株によって感染爆発が起きれば、患者の増加に比例して多くの重症患者が発生するほかなく、対策の修正が必須だ」、「高齢者や基礎疾患を持つ人など感染リスクが高い人や医療従事者など集団感染の影響が大きい人にPCR検査を優先的に行う。そのほかはその人たちに続いて迅速抗原検査を行うことを検討中」だと説明した。
韓国政府は12日、日常回復支援委員会全体会議で旧正月連休の防疫措置についても議論する予定だ。しかし、同日から施行された百貨店やスーパーなどの防疫パス拡大と歩調を合わせ、先月18日から4週間維持されている防疫強化措置が緩和される可能性は低いと予想される。
中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略チーム長も、「現在の感染者数の減少傾向はソーシャルディスタンスの強化よりも先月6日から施行した防疫パスの効果」だと強調した。
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