塾などへの「防疫パス」適用が中止されてから、児童・生徒のワクチン接種率の増加幅が鈍化していることが分かった(資料写真)=(聯合ニュース)
塾などへの「防疫パス」適用が中止されてから、児童・生徒のワクチン接種率の増加幅が鈍化していることが分かった(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が新型コロナウイルス感染拡大防止策として、不特定多数が利用する施設に入る際にワクチン接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示を義務付ける措置を巡り、ソウル行政裁判所が4日に学習塾や読書室などの教育施設について措置の執行停止を命じてから、児童・生徒の1回目のワクチン接種率の増加幅が鈍化していることが分かった。 教育部が10日に公開した資料によると、児童・生徒の1回目のワクチン接種率は5~7日にかけて毎日0.3ポイントずつ増加した。週末を挟み、月曜日の10日は7日より0.6ポイント上昇した。 昨年12月28日から今月3日までは0.8~1.6ポイント増加していた。 10日時点での児童・生徒の1回目の接種率は77.1%で、2回目の接種率は58.6%となっている。  ただ教育部は、裁判所の決定がワクチン接種率に影響を及ぼしたとみなすのはまだ難しいとの立場だ。教育部関係者は記者団に対し、「様々な要素があるため、接種率はもう少し推移を見なければならない」と説明した。  一方、小中高校が冬休みに入り、生徒・児童の1日当たりの感染者数は減少傾向を示した。 6~9日の全国の園児、児童、生徒の1日の平均感染者数は340.5人だった。 先月16~22日の959.3人から同月23~29日は775.4人に、先月30日~今月5日は544.0人となり、減少傾向を示している。
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