中国中央テレビ(CCTV)によると、習主席は7日、カザフスタンのトカエフ大統領に送った口頭メッセージで、「大規模な騒乱で多くの人が亡くなり、財産の被害が発生したことについて、心から慰労する」と表明した。
習主席はまた、「重要な時期に強力な措置を取り事態を迅速に収拾したことは、政治家としての責任と任務、国家と国民に対して責任感の強い姿をあらわした」と付け加えた。
習主席は「中国側はどんな勢力であれ、カザフの安定を破壊し安保を脅かすことと、カザフ国民の平穏な生活を破壊することに断固として反対する」と強調した。
続いて「外部勢力がカザフの動揺を助長し、『理念革命』を策略することに反対する。中国とカザフの友好を破壊し、両国の協力を妨害しようとする企みにも異議を唱える」と付け加えた。
習主席は「兄弟、隣人であり永遠な全面的戦略パートナーとして、中国はできる限りのことを尽くし、カザフ側が難関を克服できるよう必要な支援を提供したい」と述べた。
また「中国はカザフの信頼できる友人であり、頼れるパートナー」とし、「中国人民は永遠にカザフの国民と共にいる」と信頼のメッセージを送った。
カザフでは2日、燃料価格の急騰に端を発し、不安を訴えるデモが相次いだ。その後、全域で反政府デモに拡大して流血事態が続出した。
軍警の発砲など強硬鎮圧の中で、デモ隊や軍警ら数十人が死亡した。そうした中で、トカエフ大統領は7日に秩序を回復したと明らかにした。
中国とカザフは上海協力機構(SCO)の加盟国として、友好関係を維持している。
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