韓国野党代表の辞任決議案が撤回、大統領選候補と党代表が和解(画像提供:wowkorea)
韓国野党代表の辞任決議案が撤回、大統領選候補と党代表が和解(画像提供:wowkorea)
韓国保守系野党「国民の力」のイ・ジュンソク(李俊錫)代表にかけられていた辞任要求決議案が撤回された。

「国民の力」は6日に議員総会を開き、李代表についての辞退要求決議案を提案した。しかし、李代表とユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領選候補が和解に至ったことで、同案は撤回された。

 尹候補と李代表は議員全員が出席した議員総会で、これまでの葛藤関係を解消し、ワンチームであることを強調した。

 李代表は、午後5時20分頃に議員総会に出席し、28分間、原稿なしに演説した後、非公開に切り替えて議員たちと討論した。

 李代表はこの日の議員総会で「我が党の候補が唯一の野党候補と考えている。私が(党の)危機を招いているのではない。大統領選挙を勝利するための方法には異見があるかもしれない。ただ、私の本心を疑わないでほしい。私は大統領選挙で勝利するために努力している」と強調した。

 また「私は今日か明日に、尹候補と会って率直に話し合うつもりだ。お互いに誤解を解き、国民が感動する選挙になるようにしたい。その過程で議員の皆さんに恩返しできれば」と発言を終えた。李代表の発言に議員らは拍手を送った。

 尹候補は同日午後8時頃、李代表の発言途中、議会場のドアを開けて入ってきた。

 尹候補は「李代表を皆さんが、国民が選んだ。私と代表と皆さんが力を合わせて3月の大統領選挙を勝利に導こう」と訴えた。

「すべてが候補である私の責任だ。今日、議員たちも代表に言いたいことをすべて言い、李代表も議員たちに本人の立場をすべて説明したと聞いている」と付け加えた。

 それとともに「それぞれ不十分な点があると思う。しかし、党とは何か。選挙の勝利を目的とする集団ではないか。大義のために過ぎ去ったことはすべて消して、すべて忘れよう」と述べた。
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