5日スウォン(水原)地方裁判所ピョンテク(平沢)支部は、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反などの容疑で起訴された警察官のA被告に懲役1年、執行猶予2年を宣告したと明らかにした。
A被告とともに証拠隠滅の容疑で起訴された警察官のB被告には罰金300万ウォン(約29万円)の宣告猶予処分が下された。
裁判部によると、A被告は昨年2月7日、キョンギ(京畿)道ピョンテク(平沢)地域で「夫が凶器を持って脅迫している」との通報を受け、家庭暴力の現場に出動し、中国国籍のC容疑者を取り押さえる過程で暴行した容疑で起訴された。
当時、A被告はC容疑者を取り押さえた後も興奮が収まらず、足でC容疑者の顔を1回蹴り、手錠がかけられたまま床に座っているC容疑者の胸を1回蹴るなどの暴行を加えた。この過程でC容疑者は鼻骨と脛骨(けいこつ)を折るなど、全治6週間のけがを負った。
同月17日、B被告はA被告に暴行の場面がボディカメラの映像に保管されていることを伝え、A被告の要請によりボディカメラの映像ファイル5本を削除し証拠を隠滅した。
裁判部は、「A被告はC容疑者を取り押さえた後も骨折を負わせた。ただ、C容疑者が凶器を振り回す特殊傷害の犯行現場に出動し、検挙の過程で同僚の一部がけがを負ったことで興奮し、偶発的に暴行を加えたものとみられる」と量刑の理由を説明した。
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