韓国では、新型コロナによる全般的な防疫指標が好転している(画像提供:wowkorea)
韓国では、新型コロナによる全般的な防疫指標が好転している(画像提供:wowkorea)
韓国では新型コロナウイルスによる新規感染者が減少するなど全般的な防疫指標は好転しているが、防疫当局は「日常回復(ウィズコロナ)を再開するためには、さらなる減少の流れが確実とならなければならない」と伝えた。防疫指標の好転の原因としては「ワクチン接種の効果」によるものと分析した。

中央事故収拾本部のパク・ヒャン防疫総括班長はきょう(4日)、新型コロナ対応の定例会見で「流行規模の減少につづき、重症患者など全般的な防疫指標が改善されている」としながらも「日常回復のためには、減少の流れが加速化し流行規模をより縮めておかなければならない」と語った。

つづけて「現在までの新型コロナワクチンの予防接種の効果は、はっきり表れている」とし「重症患者数も昨年の12月21日以降1000人台を維持していたが、この日は973人に減り、重症患者の92%・死者の93%を占めていた60歳以上の高齢者の感染者の割合も、35%の水準から今週17%に低下した」と説明した。

保健当局は「高齢者を中心とした3次の接種率が急速に上昇したことで、流行の減少効果が本格化した」と分析し、未接種者と2次接種者の追加接種を勧告した。

一方韓国政府は、オミクロン株の拡散を「変数」とみて、これに対応する新たな戦略を現在講じている。

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