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疾病管理庁はこの日午後、定例会見を行い、現在、契約が確定している60万4000人分は、メルク(MSD)24万2000人分、ファイザー36万2000人分などであると説明した。先月末、40万4000人分の経口薬の導入推進を明らかにした時と比べると、購入実務協議を終えたパクスロビド16万2000人分に続き、20万人分を追加購入したものと見られる。
この日、韓国に初めて導入される飲み薬「パクスロビド」は、食薬処が緊急使用承認とともに「臨床試験の結果、新型コロナウイルス患者の入院、死亡を防ぐこと(デルタウイルス基準)に88%から89%の効果を見せた」と説明した。
パクスロビドは、たんぱく質分解酵素(3CLプロテアーゼ)を遮断し、ウイルスの複製に必要なタンパク質生成を防ぎ、ウイルスの増殖を抑制する医薬品だ。セルトリオンが開発した国産抗体治療剤「レッキロナージュ」と比較すると、対象群は高リスク軽症群及び中等症患者と類似しているが、投薬方法において静脈注射と経口服用という違いがある。レッキロナージュは病院に行って60分間、静脈注射で投与するが、パクスロビドは在宅治療で、患者自らが服用することができる。また、保管方法もレッキロナージュは冷蔵(2度から8度)保管が必要だが、パクスロビドは室温(15度から30度)保管であり、便利だ。
政府はパクスロビドを年齢と基礎疾患などで重症化する危険が高い、軽症及び中等症の成人、小児(12歳以上、体重40キロ以上)の患者を対象に処方する方針だ。用法、用量はニルマトレルビル2錠とリトナビル1錠を1日2回(12時間ごとに)5日間服用する方法だ。また、新型コロナウイルスの陽性診断を受け、症状を発症した後、5日以内にできるだけ早く投与する計画である。
この日、キム・オクス中央防疫対策本部(防対本)資源支援チーム長は会見で「経口薬は政府が購入し、病院、薬局などを通じて、入院治療、在宅治療などに供給する計画である。在宅治療の場合、担当医師が処方箋を薬局に送れば、保健所や自治体などが治療剤を受け取り、在宅患者に配送する方法で供給される」と説明した。
政府は、オミクロン株の拡大や段階的日常回復(ウィズコロナ)などに備えるため、グローバル製薬会社の各社と従来の契約物量とは別途に、追加購入契約を巡る協議を行っている。計100万4000人分の追加契約締結の内容は来年1月初めに公開する計画だ。
イ・サンウォン防対疫学調査分析団長は「ファイザーの経口薬は、かなりの重症予防効果を発揮できると判断し、早ければ来年1月中旬に国内に導入される。最初の物量の拡大と導入日程の短縮のため製薬会社と緊密に協議している」と重ねて述べた。
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