生まれてすぐに「妊娠の事実を隠さなければならない」という理由で衣類回収箱に赤ん坊を遺棄して死亡させた実母のA氏(20代)が過去に2人の息子を虐待して検察に送致された事実も明らかになった。

キョンサンナムド(慶尚南道)警察庁は27日、A氏に対して児童福祉法上の放任の疑いで7日、検察に送致したと明らかにした。

A氏は5月28日、慶尚南道チャンウォン(昌原)にある貸家で1歳と3歳の息子を放置したまま外出した疑いを受けている。

A氏のこのような行為は、当時、別の階に住んでいた家主が赤ん坊の泣き声を聞いて警察に通報したことで明らかになった。

当時、現場に出動した警察は、家の中にゴミが積まれている状態で、食べ残りの残飯がそのまま残っているなど、汚い環境で赤ん坊が放置されているのを発見し、A氏を立件して調査した。

しかし、A氏は警察に「腰が痛くて掃除をきちんとできなかった」と供述したことが伝えられた。

警察は今年の初めにA氏が夫であるB氏(23)と別居し、実家のある昌原に戻って来て、随時赤ん坊を放置したまま外出していたものと見ている。

A氏は18日午後5時20分頃、オサン(烏山)市の衣類回収箱に出産したばかりの赤ん坊(男の子)を捨てて逃げた疑いで拘束された。

赤ん坊は翌日の午後11時30分頃、この回収箱から古着を回収しようとした男性によって発見された。発見当時、赤ん坊はタオルに包まれており、死亡した状態だった。

その後、警察は衣類回収箱近くの監視カメラなどを分析し、23日に烏山市の住居地でA氏を検挙した。

A氏は警察の調査で「夫が知らないうちに妊娠して産んだ赤ん坊であるため、これを隠すために衣類回収箱に捨てた」と供述したことが分かった。

警察はA氏が死亡した赤ん坊を殺害した可能性も排除することなく、赤ん坊が死亡した経緯と遺棄した理由など、正確な犯行の内容を調査中だ。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99