文在寅韓国大統領は北京五輪に出席するのだろうか(画像提供:wowkorea)
文在寅韓国大統領は北京五輪に出席するのだろうか(画像提供:wowkorea)
主要国たちが北京冬季オリンピックの「外交的ボイコット」を宣言した中、ムン・ジェイン(文在寅)韓国大統領の北京五輪出席は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の出席いかんによって決まるものとみられる。現在としては、1月中の「中韓オンライン首脳会談」、2月には文大統領を除いた「政府高官たちによる五輪開幕式出席」となる可能性が高い。

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米国・英国・オーストラリアにつづき日本も去る25日、北京五輪に対する外交的ボイコットを宣言した。しかし文大統領は今月13日(現地時間)、オーストラリアのスコット・モリソン首相との首脳会談で「外交的ボイコットについては検討していない」と語っている。

ただ青瓦台(韓国大統領府)は、文大統領の北京五輪の出席について言及を避けている。青瓦台はきょう(27日)の午前の段階でも、文大統領の出席について「決定されたものは何もない」と伝えた。

外交関係者たちの間では、主要同盟国たちが中国による人権弾圧を理由に外交的ボイコットを宣言した状況の中、文大統領の出席は難しいものとみている。

韓国政府はこのような状況から、北京五輪開催前の来年1月にオンラインによる中韓首脳会談を推進していることが伝えられている。

一方、北朝鮮のキム総書記が五輪に参加することにより、状況は全く異なる方向に展開される可能性もある。

IOC(国際オリンピック委員会)が東京五輪の不参加を理由に北朝鮮に対し1年間の資格停止決定を下したことから、北朝鮮選手団は今回の北京五輪に参加することができなくなった。しかし韓国政府は去る23日「IOCと北朝鮮・中国との協議の結果をみながら、五輪に貢献できる部分があるのではないか注視している」と語っている。

また文大統領はこれまで「北京五輪が平和の場になることを願う」と幾度も言及していることから、キム総書記が出席すれば文大統領の出席の可能性も高くなるものとみられる。

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