25日午後2時現在、韓国大統領府国民請願掲示板に掲載された「朴槿恵恩赦を反対します」という請願に、約2万1000人が同意したことが確認された。
これに先立ち政府は、今月(12月)24日、朴前大統領とハン・ミョンスク(韓明淑)元首相を含む、3094人に対する特別赦免計画を発表した。2017年3月31日、国政壟断(ろうだん)事件で拘束収監されてから、4年9か月ぶりに出所手続きを踏む見通しだ。
ムン・ジェイン(文在寅)大統領は、この決定とともに「われわれは過去の時代の痛みを乗り越え、新しい時代に進むべきだ」とし、「朴前大統領の場合、5年近く服役したことにより健康状態が多く悪くなった点も考慮した。恩赦が価値観や賛否を超えて統合と和合、新しい時代の開幕のきっかけになることを願う。恩赦に反対する国民の広い理解をお願いする」と述べた。
しかし、文大統領の決定に、一日2万人を超える市民が反対意思を公式的に表明したのだ。この文章の作成者は「朴槿恵弾劾は、大韓民国国民がろうそくで成し遂げた、21世紀民主主義の快挙であり成就」とし「文在寅政府は、そのろうそくを受け誕生した“ろうそく政府”として発足した。そんな文政府で、朴槿恵が刑期の半分さえ満たさず恩赦となれば、これは国民に対する裏切りであり、冒涜(ぼうとく)であり欺瞞(ぎまん)」と指摘した。
特に、朴前大統領の恩赦について、ろうそく集会を主導した進歩性向団体の反対が目立つ。民主労総は来る27日午後、大統領府噴水台の前で、朴前大統領恩赦に反対する内容の記者会見を開く計画だ。
また、今月24日、参加連帯は「社会的統合とは距離が遠く、大統領選挙を控え、政治的考慮による恩赦」と指摘し「今回の恩赦で、文在寅大統領の国民との約束が毀損された点は、より大きな問題だ」と指摘した。
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