安候補はこの日の午前、プサン(釜山)地域での記者会見で「来年、不動産保有税を今年の基準で凍結し、税金でつくる雇用の半分を来年1月内に創出し、電気・水道料金を凍結するなど、ひとまず来年3月9日の大統領選挙時までだけでも善良なふりをする」とこのように述べた。
また「もしも、政府・与党が選挙で勝てば、再び本来の計画どおり税金と公共料金を引き上げるのは必至だ」と述べた。
安候補は「政治は責任だ。与党は180議席の力で押し通し、犯した政策の誤りと失敗に対して責任を負わなければならない。与党の大統領選挙候補も共に民主党(与党)とムン・ジェイン(文在寅)政権の功過をそのまま受け継ぐのは当然だ」と批判した。
続いて「ところでイ・ジェミョン(李在明)候補の態度は曖昧(あいまい)この上ない。与党の候補として文在寅政権の過ちに対するきちんとした謝罪もなく、失政に対する対策もないのに、むしろ現政権を否定し、『私が当選しても政権交代』と言う」と批判した。
さらに李候補に対し「現政権が国を崖っぷちに追い込んだ時、一体どこで何をしていたのか。高騰する住宅価格や住宅保証金で庶民や青年が悲鳴を上げていた時、どこにいたのか。与党の候補として堂々と主張する功があれば継承し、捨てるべき過があれば共同責任を負うこと。それが責任ある政治家の態度だ」と付け加えた。
安候補は政府や大統領選挙候補たちに対し、▷国債発行ではなく、本予算項目の調整を通じた補正予算の策定、▷ポピュリズムの廃棄を巡る対国民合同宣言、▷新型コロナウイルス感染症克服に向けた政官民合同対策機構の立ち上げなどを提案した。
安候補は「大統領選候補たちは危機克服には声を1つに、統合の政治力を発揮することが重要だ。文大統領も積極的に出なければならない。指導者は苦しい時に出るべきであり、後ろに隠れていてはならない」と強調した。
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