80代運転の車が猛スピードで…ベビーカーで散歩中の祖母と孫が死亡、防犯カメラ映像公開されネットユーザーら「衝撃」との声＝韓国

韓国・プサン（釜山）で突進してきた乗用車に60代の女性と18か月の孫娘がひかれる交通事故が発生。この現場をとらえた防犯カメラ映像が公開され、衝撃を与えている。

　23日、複数のメディアが公開した防犯カメラ映像によると、前日（22日）午後1時ごろ釜山市内の路地裏に黒い乗用車1台が猛スピードで突っ込んできた。矢のように走ってくる乗用車に通行人は驚き、駐車中の車や通行人を避けようとした乗用車は結局、ベビーカーに孫を乗せて歩いていた女性に激突。その衝撃で、すぐ横にあったヤクルト電動カートが爆発するように破片が飛び散った。

　一瞬のうちに起きた事故の一部始終が記録された映像にネットユーザーらは「2倍速で再生しているかと思うほど猛スピードだった」と驚きを隠せない。

　この事故で、ベビーカーを押していた女性（祖母）と孫が死亡。ヤクルト販売員は事故当時、その場を離れていたため負傷をまぬがれたという。

　警察によると車の運転手は80代の高齢者で「ブレーキが作動せず急発進した」と話していることがわかった。警察は運転手を立件し、正確な事故経緯を調べるとともに国立科学捜査研究所に車両の鑑定を依頼する方針だ。