新型コロナ感染拡大止まらぬ韓国、医療関係者が防護服姿で市民にエール 「がんばろう」

新型コロナウイルス感染の再拡大が止まらない韓国で、医療関係者が防護服姿で市民にエールを送った。

　重症者997人を記録した20日午後、新型コロナウイルス感染専門病院に指定されているソウル市内のヘミン病院の陰圧病棟で、防護服を着用した医療関係者が「ファイト」のポーズで市民に向けて「がんばろう」、「共に戦おう」と呼び掛けている。

　20日、中央防疫対策本部によると、きょう午前0時基準で重症者は997人。18・19日に2日連続で1000人を記録したのに比べるとわずかに減少したものの、日曜基準では過去最多値を記録した。新規感染者は前日（6236人）より918人減少した5318人と集計された。

　重症者は、日曜日基準で過去最多の997人を記録。これは今月8日以降、新規感染者が7000人台を記録する日が7日間続くほど感染者が急増した影響とみられる。

　重症者病床の稼働率は深刻な水準だ。中央事故収集本部によると、19日午後5時基準で全国の新型コロナウイルス重症者病床の稼働率は80.9%（1337床中1082床使用）。新規感染者は国内発生5258人、海外流入60人の5318人と集計された。