韓国の電気料金、来年1月～3月は「値上げなし、据え置き」を決定

韓国で、来年1～3月期の電気料金が「据え置き」となる。

　韓国電力は20日、ホームページで「来年1～3月分の最終燃料費調整単価を10～12月期と同じkWh（キロワット時）あたり0ウォンに確定した」と公示した。

　政府は昨年末、電気料金体系を見直して燃料費連動制を導入。これを受けて韓国電力は、ことしから四半期ごとに発電燃料費を電気料金に反映している。

　燃料費の変動分に関しては、実績燃料費と基準燃料費をもとに算出される「燃料費調整単価」で決定される。

　これに先立ち、韓国電力は燃料費調整単価を3ウォン（約0.3円）引き上げる案を政府に提出していたが、政府が「留保」を決定した。

　今回、政府が留保を決定した理由について韓国電力側は「新型コロナウイルス感染拡大など長期化や高い物価上昇率などを考慮し、国民生活が安定するように（今回の）決定を下した」と説明した。