三星堆遺産は四川省広漢市、金沙遺跡は成都市に位置する。両遺跡では大量の遺物が出土しており、中国当局は「古蜀文明」(四川文明)を代表する遺跡と認定している。
中国の放送局「中央電視台」によると18日、広漢市で「三星堆遺跡及び金沙遺跡を世界文化遺産に合同申請するための協議会」が発足し、三星堆遺跡管理委員会と金沙遺跡博物館が合同申請に向けて協力を進めていくことになった。
報道によると、両者は世界文化遺産申請のほかに、研究・展示・宣伝などにおいても協力する。また、来年には三星堆博物館の新館建設作業も開始されるという。
ただ、専門家の間には三星堆の世界文化遺産登録の可能性を疑問視する声もある。
現地の新聞「四川日報」によると、ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産トレーニング・研究センターの李光涵(リーグァンハン)主任は、「三星堆遺跡は地上部分が少なく、地下遺跡がメインとなっている。また、三星堆文明に関する歴史的な文献資料もあまり発見されていない。三星堆遺跡と金沙遺跡が古蜀文明を代表するものと主張するためには、より多くの遺跡や文献によって証明していかなければならない」と述べている。
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