最初にドイツの自動車大手アウディに勤務したシュライヤー氏は「アウディTT」をはじめ「アウディA6」「アウディA3」などを相次ぎ発表し、欧州で注目される自動車デザイナーとなった。
同氏に注目したのは当時、起亜自動車(現在の起亜)社長だったチョン・ウィソン(鄭義宣)現代自動車グループ会長だ。2006年、鄭社長の招きでデザイン総括責任者として起亜に合流したシュライヤー氏は、「タイガーノーズ(虎の鼻)」グリルで象徴されるセダン「Kシリーズ」のファミリールックを完成させた。この時から起亜は「デザインの起亜」という名声を獲得。功績を認められたシュライヤー氏は2012年、社長に昇進したのに続き、2013年1月には現代自動車と起亜のデザインを総括する地位に就任した。
シュライヤー社長は2018年から、現代自動車デザイン経営担当社長となり、3年間勤務した後、親しみある現代自動車グループを離れてデザイン経営アドバイザーとして退くこととなった。
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