ことしの冬、新型コロナが韓国で猛威をふるっている(画像提供:wowkorea)
ことしの冬、新型コロナが韓国で猛威をふるっている(画像提供:wowkorea)
ことしの冬、新型コロナウイルス感染症が韓国で猛威をふるっている。手の施しようのないほどの拡散に韓国政府は1か月半施行してきた「ウィズコロナ」を中断させ、16日間の防疫強化方針を発表したが、専門家たちは首を横に振っている。「ウィズコロナにより緊張が緩んでしまっていることに加えて、防疫強化の施行期間が短すぎるため、大流行を抑えるには不十分だ」という指摘が出ている。また、「年末」という稼ぎ時を奪われた小規模事業者たちの不満は、天に届くほど高まっている。

きょう(17日)疾病管理庁によると、12月の第3週である12日から17日(午前0時基準)までの6日間における感染者は4万974人発生した。これは、ウィズコロナの施行前の1週間(10月25~31日)に発生した感染者数(1万2806人)に比べて「4倍近く」も増加したことになる。また重症患者と死者数も急増している。11月第3週には10万人あたり0.96人にとどまっていた重症患者の発生率は、12月第2週には1.56人に増加し、同期間における人口10万人あたりの死者数も0.31人から0.77人へと2倍以上増加した。さらに病床も飽和状態である。

韓国政府は今月18日から16日間、私的集まりの人数を4人までに制限するとともに、食堂・カフェの営業時間を午後9時までに制限する “特別対策”を発表したが、「日常を取り戻すには不十分だ」と指摘されている。カチョン(嘉泉)大学キル(吉)病院のオム・ジュンシク感染内科教授は「今回の措置により、1週間平均の新規感染者が1000人減ったとしても5000人台だ」と語った。ウィズコロナの施行前には、一日の新規感染者は2000人台前半であった。しかも一部の食堂では「分かれて座る」などの方法をとるなど防疫守則を無意味にしてしまっていることから「自律に任せるには限界がある」という指摘も出ている。さらに主要な集団感染発生施設である宗教施設と青少年施設が抜けている点も課題である。

ただ幸いにも、3次接種率は加速化している。きょうの基準で3次接種者は計978万1164人となり、全国民の19.0%を記録した。60歳以上の接種率も50.3%で、11月第1週の1.9%に比べ大きく増加している。

一方、新型コロナ事態により「なりわい」を奪われた個人事業主たちの不満は政府に向いている。このことに対し韓国政府はこの日、4兆3000億ウォン(約4121億6000万円)規模の3大パッケージ支援方案を発表した。キム・ブギョム(金富謙)首相は「個人事業主と自営業者の涙ぐましい協力に応えるために、ワクチン接種と病床確保にあらゆる力を結集させ最善を尽くしていく」と語った。

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