国連は「北朝鮮人権決議案」を採択した(画像提供:wowkorea)
国連は「北朝鮮人権決議案」を採択した(画像提供:wowkorea)
国連は、北朝鮮の人権侵害を糾弾し改善を要求する内容の「北朝鮮人権決議案」を採択した。北朝鮮人権決議案は、2005年からこれまで毎年採択され続けている。一方、北朝鮮はこの決議案に対いて強く反発している。

ことしの決議案には、北朝鮮に対し新型コロナウイルス感染症ワクチンの協力を求め、未送還の戦争捕虜に対する人権侵害を指摘する内容が追加された。

国連総会は16日(現地時間)米ニューヨークの国連本部で本会議を開き、先のような内容の決議案を評決なしに全員同意(コンセンサス)の下、採択した。

ことしの決議案には、EUの国々の他にも米国・英国・日本など60か国が共同提案国として参加した。

2008年から共同提案国として参加していた韓国は、2019年以降3年連続でリストから外れている。ただコンセンサスには参加している。

一方、北朝鮮のキム・ソン(金星)国連大使は「北朝鮮に対する許すことのできない政略的挑発だけでなく、わが国の主権に対する深刻な侵害だ」とし「決議案に盛り込まれた人権問題は、わが国に存在しない」と主張した。

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