韓国で新型コロナワクチン「学校訪問接種」開始されるも、接種率の上昇は未知数(画像提供:wowkorea)
韓国で新型コロナワクチン「学校訪問接種」開始されるも、接種率の上昇は未知数(画像提供:wowkorea)
韓国教育部(部は省に相当)が満12~17歳の青少年に対する新型コロナウイルスワクチン接種率を高めるために導入した「学校訪問接種」が、16日からプサン(釜山)・クァンジュ(光州)・キョンブク(慶北)地域内の学校で開始される。しかし接種を希望する人数を調査した結果、未接種の学生の約6.9%のみが接種を申請するなど、政府が期待するほどに接種率が上がるかは依然として未知数だ。

15日教育部によると、学校訪問接種は16日に釜山・光州・慶北の学校で開始される。これに先立ち、政府は13日から24日までの2週間を新型コロナウイルスワクチン集中接種支援週間に定めた。教育部は満12~17歳の青少年に対する接種率を高めるため、学生のワクチン接種の接近性を向上させるという趣旨から学校訪問接種を推進している。

教育部が6日から12日まで、「健康状態自己診断」アプリを通じ、学校訪問接種に対する需要調査を実施したところ、申請率は1桁台にとどまった。接種対象者である12~17歳の学生276万8836人中、ワクチン予約者(154万8706人)を除いた未接種者は122万130人だ。このうち8万3928人(6.9%)のみが接種を希望すると答えた。

訪問接種の日程がたびたび延期された点も、政策が順調に進むという期待感を損なっている。これに先立ち、教育部は今月初めの時点で今週の月曜日13日から訪問接種を開始するとしていた。しかし2週間後に学校現場の準備状況を点検した後、15日に開始日を延期するとしたものの、これもさらに1日延期され、全国の3か所から優先開始することに変更された。

ワクチンの安全性について心配する保護者・学生らの懸念が解消されていないという点も、接種率の向上に否定的な影響を与えている。政府が接種をむやみに勧告するのではなく、ワクチンの安全性について説得しようと努力すべきだとの批判も出ている。

韓国教員団体総連合会のハ・ユンス会長(元釜山教育大学総長)は、「青少年の接種率が低いのは、接近性・便利性が足りないのではなく、ワクチンの安全性に対する保護者・学生の信頼を得られていないため」とし、「学生の安全と直結する問題だけに、信頼を得た状態で接種が行われるべき」と話している。

一方、政府は新型コロナウイルス新規感染者数が減少せずにいる状況で、学生に対するワクチン接種は不可避だとの立場だ。専門家らも学生の感染の可能性を減らしながら、現在としてはワクチン接種が最善策だと助言した。教育部によると、9日から13日までの5日間、全国の幼稚園児・小中学生の感染者は3812人で、1日平均762.4人と集計された。12~17歳の青少年に対するワクチン接種の累積予約率は13日午前0時基準で55.9%にとどまった。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85