朴洙賢・国民疎通首席秘書官(資料写真)=(聯合ニュース)
朴洙賢・国民疎通首席秘書官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席秘書官は15日、聯合ニュースTVの番組に出演し、「直前の(冬季)五輪開催国として、来年の北京冬季五輪に関心を持つことは道理であり、義務だ」と述べた。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日(現地時間)、オーストラリアの首都キャンベラでの韓豪首脳会談後の共同記者会見で、北京冬季五輪に選手団以外の外交使節団を派遣しない「外交ボイコット」に関し、「韓国政府は(ボイコットを)検討していない」と述べた。

 外交ボイコットは米国やオーストラリアなどが表明している。

 朴氏は「北の核・ミサイル挑発で朝鮮半島の平和が危機に直面した時、韓国は平昌冬季五輪を平和の場とした経験がある。文大統領はそうしたことまで考慮した」と説明した。2018年の平昌冬季五輪には北朝鮮が参加し、北朝鮮の高官代表団も来韓したことで南北間の融和ムードが広がった。

 朴氏は「米国はボイコット方針を韓国と共有したが、これを韓国に対する同調要求とはみていない。米国も直前の開催国という韓国の立場をよく理解しているはずだ」と強調した。

 ただ、北京冬季五輪への外交使節団の派遣にとどまらず、開会式に文大統領が出席する可能性もあるかどうかを問われると、「開幕時点のさまざまな状況を踏まえて決定されるだろう」と述べるにとどめた。


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