しかしK-韓流の動力であり国家の未来とも言える青少年の健康・成長管理が、先進国水準で行われているかどうかは疑問である。
韓国統計庁の「2019年青少年統計」は、2018年の小中高生の適正睡眠時間である6-8時間を守っている割合は71.5%にすぎないと明らかにした。 2015年に韓国保健社会研究院がまとめた報告書「児童の生活の質の現状と政策課題」によると、12-17歳の韓国人青少年の睡眠時間は平均7時間28分程度と推定される。15-24歳の青少年を基準に、米国が8時間47分、英国が8時間36分なのに比べ、1時間以上短いのだ。
一方、2009年に保健福祉部が韓国青少年政策研究院に依頼して作成した資料によると、韓国の青少年が一週間に勉強する時間は49.43時間で、OECD平均33.92時間より15時間も長い。
昨年、193カ国6500万人の子ども・青少年の身長と体質量指数などを分析した英インペリアルカレッジ・ロンドン研究チームの調査によると、韓国の19歳の青少年の平均身長は男性175.5センチで68位、女性163.2センチで60位だ。しかし、男子183.8センチ、女子170.4センチで、19歳の青少年の平均身長で世界1位を占めたオランダをはじめ欧州の先進国と比べると、依然として明確な差がある。
先進国の基準は暮らしの質だ。 インペリアルカレッジ・ロンドン研究チームのアンドリア・ロドリゲス・マルティネス博士は研究発表に加え、「青少年時代の健康な体重と身長は、個人の一生の幸福な生活に影響する」と述べた。
韓国の子どもたちが過度な学業の強要によって、最低限の幸せと健康のための成長管理さえ保障されていないのではないか。振り返らなければならない時だ。
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