検察は主な参考人らの陳述、公共機関や施設団体から提出を受けた書類、申元教授の自宅などから押収した物証などを基に、卞前室長が申元教授の活動を手助けするため、学界・美術界・財界・仏教界などに圧力をかけたかを集中的に追及した。特に卞前室長が企画予算処長官だった2005年に東国大学が申元教授を教員任用した際と、ことし青瓦台政策室長在任中に申元教授が光州ビエンナーレ芸術監督に選定された際に介入した疑いに焦点を当てている。卞前室長は17日未明にいったん帰宅となったが、間もなく再出頭を求める見込みだ。検察は、職権乱用などの疑いが明らかになれば拘束令状を請求することも検討している。
申元教授は米国に出国していたが同日急きょ帰国、空港で検察に拘束された。取り調べは申元教授に対する逮捕令状の期限が残っていること、申元教授に健康異状がみられることからいったん休止し、休養を挟んだ後、改めて調査を行うとしている。申元教授に対しては、東国大学教員任用と光州ビエンナーレ監督選任過程で、偽造した学歴を提出したとして、私文書偽造、偽造私文書行使、業務妨害、偽計業務執行妨害などの疑いで、早ければ17日にも拘束令状を取る方針だ。
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