韓国の新規コロナ感染者5567人　重症者・死者は最多更新

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は14日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から5567人増え、累計52万8652人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は前日（5817人）より250人少ないが、重篤・重症患者が906人、死者が94人でいずれも過去最多を更新した。

　死者は計4387人となった。重篤・重症患者は前日から30人増え、初めて900人を超えた。

　週末に検査件数が減少する影響で新規感染者数が比較的少なくなる週前半にも5000人台の感染者を記録し、首都圏（ソウル市、京畿道、仁川市）を中心に病床が逼迫（ひっぱく）しているなか、死者、重症者とも急増しており、防疫強化を巡る政府の様子見姿勢への批判が強まりそうだ。

　新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」の感染者は新たに5人確認され、累計119人となった。感染力が強いとされる同株の感染確認が増え続けており、防疫当局は警戒を強めている。