韓国与野党の大統領選2大候補は、新型コロナ防疫において「文在寅政権叩き」に乗り出した(画像提供:wowkorea)
韓国与野党の大統領選2大候補は、新型コロナ防疫において「文在寅政権叩き」に乗り出した(画像提供:wowkorea)
韓国与党“共に民主党”と最大野党“国民の力”の次期大統領選候補は「コロナ民心」への対応に忙しく動いている。新型コロナウイルスによる一日の感染者が連日7000人台前後発生する中、「防疫パス」(ワクチン証明・陰性確認制)の導入に対する市民たちの不満が高まっているためだ。与野党候補はともに “防疫対策”を指摘し「ムン・ジェイン(文在寅)政権叩き」に乗り出した格好だ。

「新型コロナの拡散状況」は大統領選において重要な「変数」となる。「新型コロナが急増する状況に、政府はどのように対応するのか」「市民たちはそれをどのように評価するのか」によって、選挙の結果は違ってくるからだ。昨年の国会議員総選挙で与党が圧倒的な勝利を収めたのは、「K防疫」に対する肯定的な評価と、選挙の直前に与党が推進した「全国民災難支援金の支給」によるところが大きい。

現在「コロナ民心」は、政府に背を向けているのが実情だ。今月7~9日実施の世論調査“新型コロナに対する政府の対応評価”では、「間違っている」が47%・「よくやっている」が44%であった。1か月前と比べると、否定評価は15p上昇・肯定評価は13p下落している。

否定評価の理由は「防疫・拡散抑止ができていない」(19%)・「日常回復(ウィズコロナ)政策への懸念」(14%)・「後手の対応」(13%)・「一貫性がない」(10%)などの順であった。

状況がこのようであるため、与党のイ・ジェミョン(李在明)候補は文政権の防疫政策を指摘し始めた。イ候補は去る9日、政府の防疫パス施行について「政策の内容も重要だが、一貫性がもっと重要だ」とし「これまで政府が青少年のワクチン接種を勧告しながら、十分な説明や社会的論議なしに、すぐさまワクチン接種を強制するような政策(防疫パス)を掲げるのは問題がある」と批判した。

イ候補のこのような言動は、文政権による対応の方向性から抜け出し、不満の高まった民心をなだめるための努力だとみられる。

一方、“国民の力の” ユン・ソギョル(尹錫悦)候補も、新型コロナへの対応に力を注いでいる。

同党の選挙対策委員会は、国家責任制・在宅治療原則改編など新型コロナ克服の公約を発表し、現政府との違いを打ち出した。選挙対策委員会のウォン・ヒリョン政策総括本部長は「新型コロナワクチンの副反応は政府が責任を負うべきだが、むしろその責任を国民に転嫁している」とし「尹錫悦政府は責任をもつ」と語った。

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