大学側によると、このステンレス鋼は銅を多く含んでおり、A型インフルエンザや大腸菌、さらには新型コロナウイルスを死滅させることができるという。現在、大学側は特許を申請中で、民間企業と協力して研究や商品化を進める計画。
米メディア「ロイター」によると、この研究は香港大学工程学院機械工程学科・黄明欣(ファンミンシン)教授の研究チームと同大学李嘉誠医学院免疫感染研究センター・潘烈文(バンリェウェン)教授の研究チームが共同開発した。研究の成果は11月25日に学術誌「Chemical Engineering Journal」で発表された。
黄教授は「現在開発中の新型コロナウイルス消滅ステンレス鋼は、既存の工業技術で大量生産できる。公共の空間において頻繁に接触するステンレス商品と交換し、感染リスクを抑えられる」と述べている。
黄教授の研究チームは、ステンレス鋼の化学成分とウイルスの消滅の関連性に注目して研究を進めた。その結果、新型コロナウイルスは純銅または銅が多く含まれるステンレス鋼の表面では短時間で死滅するが、純銀または銀を多く含むステンレス鋼の表面ではすぐに死滅しないことが分かったとしている。
報道によると、研究チームはこのステンレス鋼について国際特許を申請し、民間企業と協力してこのステンレス鋼を用いた商品を開発する計画。公共空間のエレベーターのボタン、ドアノブ、手すりなどに応用する予定だ。
新型コロナウイルスは既存のステンレス鋼の表面ではなかなか死滅せず、少なくとも3日間は感染力を維持するとされており、感染拡大の原因の一つと目されている。
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