中国浙江省、3つの地域で新型コロナ市中内感染拡大…団体旅行・大規模な行事などを中止に＝中国報道

最近、浙江（せっこう）省のいくつかの地域で、新型コロナウイルスの市中内感染が広がっている。

12月5日～8日午後3時までの時点で、寧波（ニンポー）市、紹興（しょうこう）市、杭州（こうしゅう）市の3か所において、計41例の感染例が確認されている。そのうち12例が感染確定例であり、13例が無症状感染例、16例が初回PCRスクリーニング検査で陽性確認されたものである。

それぞれの市での感染例は、寧波市18例（感染確定8例、無症状感染5例、PCRスクリーニング陽性5例）、紹興市18例（感染確定2例、無症状感染5例、PCRスクリーニング陽性11例）、杭州市5例（感染確定2例、無症状感染3例）だ。

浙江省全体で、累計1543人の濃厚接触者と8429人の2次濃厚接触者が検査を受け、集中隔離などの措置が取られている。また、上記3つの市で累計133万5461人のPCR検査を行い、71万9051人分の検査結果（8日午後3時付）が報告されている。結果は全て陰性であった。

今回の市中内感染の拡大を受け、浙江省当局は旅行会社に対し、省全体において省を跨いでの団体旅行業務の中断を求めた。また、所定地域の老人ホームを一時的に封閉式管理すること、大規模なスポーツの試合を中止することなどを通知した。