国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが、朝鮮戦争時の北朝鮮拉致問題に対する調査に乗り出した。

朝鮮戦争拉北者家族協議会の李美一(イ・ミイル)会長が13日に明らかにした。アムネスティのナラヤン東アジア担当研究員が6日に家族協議会の事務所を訪れ、調査計画を示したという。ナラヤン研究員は「北朝鮮核問題の解決や経済協力も重要だが、戦争による人権被害を取り上げる時がきたようだ」とし、米朝関係正常化と朝鮮半島平和体制の構築が話し合われている今が最後のチャンスとみて、一生懸命活動していると説明した。

ナラヤン研究員は、協議会が提供した戦時拉致被害者128人の資料と57人の証言記録、昨年9月に発刊した「朝鮮戦争拉北事件史料集」などを持ち帰った。資料を検討した後、拉致被害者家族への面談調査を行い、来年2月にも報告書を発表する予定だ。

1952年に発行された統計年鑑によると、北朝鮮に拉致された民間人は8万2959人と推定される。

Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0