独身高齢者と高齢者夫婦を合わせた高齢者世帯のうち、3割は所得も財産もまったくないことが分かった。保健福祉部が基礎老齢年金支給対象の選定に向け、健康保険公団を通じ確保した高齢者516万8298人とその配偶者の所得・財産関連資料を分析した結果から明らかになった。

それによると、高齢者世帯のうち所得も財産もない世帯は32.1%、所得はないが財産を持っている世帯は34.8%で、所得がない世帯が全体の66.9%に達した。所得も財産も保有する世帯は28.4%にとどまっている。

また、国税庁データによる高齢者個人別資料をみると、所得がある高齢者は6.8%だった。男性が11.4%で女性(3.7%)を大きく上回っている。国民年金や公務員年金など、公共年金を受給している高齢者は22.7%だった。

高齢者の所有する財産は住宅が41.0%、土地が32.1%で、住宅時価標準額は平均9702万ウォン(約1189万円)、土地時価総額は平均1億4944万ウォンだった。高齢者男性の73.2%が住宅や土地を所有しているのに対し、高齢者女性の所有率は36.4%にとどまった。

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