ソウル市は12日、夏の集中豪雨による水害を予防するため、2010年までに雨水貯留槽10か所を追加で設置すると明らかにした。市は現在、6万8000トンの雨水を貯められる貯留槽6か所を設置している。

市の関係者は、市内の大部分が傾斜が急な丘陵地の間に開発されていることから、夏の集中豪雨などで浸水被害を受ける可能性が高いと述べ、最近の気象異変状況なども考慮し、豪雨の初期に雨水を蓄えられる貯留槽を設置することを決めたと説明した。410億ウォン(約50億円)を投じ、浸水被害の可能性が高い地域を中心に毎年2~3か所ずつ、2010年までに10か所の貯留槽を設置する計画だ。まず来年6月までに、広津区の阿且山に3400トン規模、麻浦区城山洞に720トン規模の貯留施設をそれぞれ設置する。貯留施設は地下に建設され、地上には運動施設や散策路などを造成する予定だ。

2010年に貯留槽16か所が完成すれば、合わせて10万3000トンの雨水を蓄えられるようになる。洪水予防だけでなく雨水を公園用水や掃除用水に再活用したり、河川に流して生態系の均衡維持に使用することもできると期待される。

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