中国のテニス選手・彭帥さんが中国国務院元副総理の張高麗氏との不倫関係を暴露した後、行方が分からなくなっていた事件を受けて、女子テニス協会(WTA)が2日、中国での大会を中止すると発表した。
これを受けて、中国の政府系メディア「環球時報」総編集長・胡錫進氏がツイッター上でWTAを批判。胡氏は「WTAは彭帥が欧米を支持して中国の体制を攻撃するよう仕向けている。彼らは彭帥の言論の自由を奪っており、彼女の発言が彼らの期待に沿うものになるよう要求している」などと投稿した。
しかし、この投稿が各国のインターネットユーザーの笑いものになっている。
ツイッターのコメント欄には、国外のインターネットユーザーから多くの批判的なコメントが寄せられている。以下、その一部を紹介する。
「変だな。私は彭帥がウェイボー(中国のSNS)で張高麗のことを話していたと思ったんだが、問題の中心がWTAだとは知らなかった」
「胡よ、我々にあなたが脅迫されていないことを証明するために、今日が何日なのか話す10分の動画を投稿してくれないか」
「これが中国式の言論の自由ってこと?」
「このアカウントから不満の声が発せられるたびに、私は非常にうれしい気持ちになる」
「何これ?中国が言論の自由を語ってるよ」
「うん……ウェイボーは彭帥の言論の自由を削除したよね」
「中共は彼女の名前を検索できないようにしているのに、彼女が無事だって?はいはい」
「ウェイボーでも彭帥について言及してくれないか?」
また、香港中文大学の徐洛文教授も「胡兄さんよ、私はあなたが心配だ。誰がこんなこと言えって言ったんだい?誰があなたの自由を奪って、こんな心にもないことを言わせてるんだい?」とコメントを寄せている。
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