サムスン電子が、64ギガバイトのソリッドステートドライブ(SSD)でNANDフラッシュの新市場を開拓していく。同社が12日に明らかにしたところによると、最近量産を始めた2.5インチ直列ATA方式の64GB・SSDを、コンピュータ大手のデル向けに供給を開始した。デルはプレミアムタイプのノートパソコンにSSDを搭載し、年末に一般向け販売を開始する。

SSDは新たなデータ保存デバイスであるNANDフラッシュを組み込んでいるため、従来のハードディスクドライブに組み込まれるモーターや機械駆動装置が不要で、熱や騒音も発生しないうえ、外部からの衝撃にも強いという利点がある。サムスン電子の主力半導体製品として浮上しているNANDフラッシュの重要な新規応用例のひとつとなっている。

サムスン電子はSSD事業と関連し、世界の半導体メーカーの中でも最も早い動きを見せており、3月に台湾で開かれたモバイルフォーラムで1.8インチ64GBのSSD開発を発表したのに続き、6月には世界で初めてSSDの量産を開始している。

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