申貞娥(シン・ジョンア)元東国大学教授の学歴詐称問題を捜査しているソウル西部地検は11日、卞良均(ピョン・ヤンギュン)前青瓦台政策室長の企画予算処在職時に申元教授が国家予算の支援を受けていた事実を確認し、その経緯を調べている。検察の捜査で、卞前室長と申元教授は長期にわたる親交があったことが分かっており、申元教授の任用と光州ビエンナーレの芸術監督選任に卞前室長が介入した疑いに加え、新たな職権乱用疑惑が浮上したことになる。

卞前室長は2003年から昨年まで企画予算処の次官、長官を務めた。申元教授は2003年にソウル・省谷美術館に赴任し、同年に本人名義で海外文化交流事業部門に事業支援を申請し1200万ウォン(約145万円)の支援を受けた。省谷美術館がインターンシップの名目で文化観光部の支援を受けた事実も確認された。

 予算が配分されたのが卞前室長が企画予算処次官に任命された直後だったことから、検察は卞前室長が申元教授のために国家予算を不正に配分した可能性があるとみて、経緯と介入の有無を調べている。

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