韓国ドラマ「イカゲーム」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
自由アジア放送(RFA)は16日、北朝鮮の消息筋の言葉を引用し、富裕層や密輸業者、若者たちの間で「イカゲーム」が視聴されていると報道した。
ピョンアンナムド(平安南道)ピョンソン(平城)市の消息筋は「平壌で両替商として働く弟の家に行って『イカゲーム』を見た」とし、「最近、平壌の実力者たちは南朝鮮(韓国)のドラマ『イカゲーム』にハマっている」と述べた。
同消息筋は「南朝鮮で作られた『イカゲーム』が入ったUSBやSDカードのようなメモリー保存装置が海上密貿易を通じて内陸まで入ってきている」とし、「平壌の富裕層はドラマ内容が外貨稼ぎ市場で暗闘を展開する幹部層の生活に似ているとの反応を見せている」と伝えた。
続けて、「特に、(ドラマ内の)大金を稼ごうと命をかけてゲームに参加し死んでいく人たちを見て、富裕層たちは金があれば非社会主義の模範網にかかり、いつ処刑されてもおかしくない現実を知りながら仕事にすべてをかける自身たちの境遇のようだと共感している」と述べた。
また、「若者たちにも『イカゲーム』は大きな共感を呼び起こしている。登場人物には脱北民も含まれている。取り締まりを避けるために夜ふとんの中でこっそりと見ている」と付け加えた。
平安北の消息筋も「ヨンチョン(龍川)郡にも『イカゲーム』が密輸され、拡散している。主に密輸業者や若者が視聴している」と明かした。
北朝鮮は韓国の映像物をはじめ外部からの文物流入統制を強化する次元で、昨年末「反動思想・文化排撃法」を制定した。それによると、韓国の映像物を流布した者には死刑、視聴者には最長懲役15年を処するという内容などが含まれている。
しかし、消息筋は「資本主義文化の根絶に向けた司法機関の取り締まりが展開されても、新型コロナウイルス事態で司法機関幹部も暮らすのが厳しくなると、南朝鮮の映画を視聴し発覚してもドルを出せば宥和(ゆうわ)されているため、『イカゲーム』の視聴者はさらに増えるだろう」と説明した。
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