韓国系米国人の少女、バスケットボール試合中に暴行される…加害者母親が扇動するような発言も=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国系米国人の少女、バスケットボール試合中に暴行される…加害者母親が扇動するような発言も=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国系の父親と中国系の母親の間に生まれたアジア系アメリカ人の15歳少女が、バスケットボール試合中に相手チームの選手により暴行される事件が起きた。

 今月7日(現地時間)、米・カリフォルニア州のバスケットボールユースクラブの試合中、選手が突然相手チームの選手に向かって突進し、暴行を加え始めた。

 韓国系アメリカ人の15歳の少女は、シュートが失敗したことに腹を立てた相手チームの14歳の少女に拳で殴られて脳振盪(のうしんとう)を起こした。また、当時、加害者の母親が現場で人種差別的な発言を続け、加害選手の暴行を扇動した容疑も受けている。

 実際に事件当時、試合を観覧していた目撃者によると、試合中に突然加害学生が被害学生に突進して拳で殴って倒した後、試合がしばらく中断されたという。その後、加害選手は退場措置されたが、被害者は現場で脳振盪の症状を見せ、意識を失った。通報を受けて出動した救助隊によると、近くの病院に搬送された。

 この事件は、現場にいた観客が撮影した映像がSNSなどを通じて共有され、アメリカ国内のアジア人に対するヘイト事件だという批判的な声が上がっている。

 実際に公開された映像で、加害者の母親が「小さなあの子を殴って倒せ」などの発言で、加害選手の暴力を扇動したと批判されている。

 一方、加害者の学生は、NBAのシカゴ・ブルズで活躍したコーリー・ベンジャミンの娘で、すでにいろんな大学からラブコールされている有望株だ。1998年から2001年までシカゴ・ブルズで活躍した父コーリー・ベンジャミンは、2007~2008シーズンに韓国バスケットボール・リーグ「KBL」のチームに所属し、韓国とも縁がある。当時の大邱オリオンズ(現:高陽オリオンズ)のイ・チュンヒ監督の目に留まり、韓国行きを決めたが、リーグ開幕前に十字靱帯が破裂して韓国での選手経歴を終えた。

 またアメリカのネットユーザーからは、コーリー・ベンジャミンが2000年と2016年に家庭暴力容疑で逮捕されたことについて言及し、「あの父親にあの娘だ」と批判が殺到。さらに「加害学生をコートから追放するべきだ」という追放運動まで起こっているという。
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