「輸入された祝日」? 韓国のMZ世代がコロナ渦でもハロウィンを楽しむ理由(画像提供:wowkorea)
「輸入された祝日」? 韓国のMZ世代がコロナ渦でもハロウィンを楽しむ理由(画像提供:wowkorea)
先月31日の「ハロウィン・デー」に、韓国の梨泰院(イテウォン)や弘大(ホンデ)などの繁華街に押し寄せた人波が議論となっている。コロナ防疫への懸念が高まっているからだ。段階的日常回復(ウィズコロナ)指針が適用される前であったことによりさらにひんしゅくを買った。

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 また、「輸入された祝日」になぜあんなに熱狂するのかという批判も続いた。伝統的な祝日である旧正月・秋夕には家に閉じこもっていたのに、西欧の記念日であるハロウィンにはコロナも忘れて街頭に出るのかという指摘だ。なぜ若い世代はハロウィンに熱狂するのだろうか。

 ハロウィンの特徴は「コスプレ」文化だ。コスプレは自分の好きなキャラクターの服装を真似して自分だけの個性を表現できるという点で人気がある。

 韓国で文化的にコスプレが容認される日はハロウィンだけだ。普段はキャラクター衣装を着て繁華街を歩き回ると厳しい視線を浴びることになるが、ハロウィンにはイベントも開かれるなど、コスプレが主なコンテンツとなる。

 派手な衣装を着て個性を示すことのできる数少ない機会がハロウィンなのだ。パク・セリムさん(25)=仮名=は「大事にしてきたサンタのコスチュームを着て弘益大学に行ってきた。普段なら変人扱いを受けただろうが、ハロウィンではむしろ道行く人たちに写真を撮ろうと声をかけられた」と話した。

 異国文化という点も人気の秘訣だ。ハロウィンは最初からヨーロッパの記念日であるため、韓国に居住する外国人も多数繁華街に集まる。海外旅行に行けない現在、外国人と交流しながら異国的な雰囲気を楽しむことができるのが魅力だという。
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